目を良くするには・・・

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　あなたは「目」がいいですか？

　とは言っても「良い」「悪い」の捉え方は人それぞれ。
いままで「2.0」だった人なら「1.0」まで落ちれば悪く感じますね。
　「0.1」より悪い人から見れば、「0.5」でもよく感じるでしょう。
　でも一般的に見ればだいたい「0.3」を境に、それより悪い人を「視力が悪い」というのではないでしょうか。

　さて、あなたはどうですか？視力が悪いですか？

　運転免許を考えると、視力「0.3」だと微妙ですね。両目で「0.7」が条件なので。ただ眼鏡やコンタクトで矯正した視力でも大丈夫ですので、「急に更新手続きで引っかかる」というのは稀ではないでしょうか。

　それ以外日常生活ではどうでしょう？「0.1」あれば通常歩行は可能ですし、慣れれば通常の生活にさほど支障はないように思えます。

　ただし、視力が悪い人（強度の近視の人）は、視力がよい人よりも、網膜が薄くなるため、眼病にかかる危険性が圧倒的に高くなるのも事実です。

　緑内障・白内障・黄斑部変性・網膜裂孔などの危険が高まるのです。

正常の見え方

白内障の見え方

正常の見え方

黄斑部変性の見え方

　眼病を予防するために、視力が悪い人は、良い人よりも目を意識的にメンテナンスしていきましょう。

　一番簡単なメンテナンス方法は、「目を閉じる」ことです。目を開けていれば、遠くを見ようが近くを見ようが、外部から光が入ってきます。目を閉じれば光の量を（全てではありませんが）抑えられるため、脳が休まり、リラックス効果もあります。

　また、「目が疲れた」と感じたときは、意識的にまばたきしてみましょう。まばたきと言っても、通常のスピードではなく、２〜３秒かけてゆっくりと。
　これを５回くらい繰り返します。
　今、パソコンの画面を見ていますよね？
試しにこのまばたきをやってみてください。・・・・・・・・・・・・
　・・・・・・・どうでしょう？目が休まって、眼球の表面が潤った感じがしませんか？網膜と毛様体筋が休まり、涙の層が出来上がるためだと言われています。

　遠くを見ることも一般的に効果があると言われます。しかし遠くの建物を目を凝らしてみることは逆効果です。かえって目が疲労しますので注意しましょう。

ほかには、「目を温める」という方法もあります。目の上に蒸しタオルを当てると気持ちがいいですよね。蒸しタオルが無ければ、両手をゆっくり目の上に当ててやるだけでも効果があります。ただし、あまり力を入れて目を圧迫しすぎないようにしてください。これも逆効果です。

　栄養面からいえば、アントシアニンやルテインを意識的に摂取してください。ブルーベリーなどの果物や野菜に多く含まれています。食べ物から摂取するのが困難ならば、サプリメントを利用しても良いでしょう。

　これら全て、意識的に行う必要があります。これらを行うだけで「これ以上悪くなる」ことは防げるかもしれません（その他、パソコン使用や栄養面・生活環境によります）。しかしこれらはマイナスになることを防ぐだけで、根本的に「目を良くする」ことには結びつかないことが多いのです。

　では「目を良くする」。今よりプラスにするにはどうすればよいのでしょうか。

　目を良くする方法は大きく分けて二つあります。、「視力回復トレーニング」や、「レーシック手術」と呼ばれるものです。

　 　次にそれぞれについてみていきましょう。

まず、視力回復トレーニング。

　もっとも身近なのは、本屋でおなじみの３Ｄの立体視のできるマジカルアイの視力回復本を用いる方法。平行法と交差法で眼筋を鍛えます。

　ピンホールアイマスクを使う方法もあります。自宅でできるだけ長い時間着用します。

　どちらも非常に手軽で、時間を決めて毎日行えば、ある程度の効果は期待できるでしょう。

　これらほど手軽ではないものの、視力回復器を購入して近視トレーニングする方法もあります。雲霧法、望遠訓練の応用が原理といわれますが、値段の割りに効果が薄いとも言われます。


　 次にレーシック手術。

　レーシック手術は一般に費用が高額です。しかし、それを補ってあまりあるほどの即効性があります。
　ですが、レーシックには危険が潜んでいます。
　まずは、、感染症。手術環境や衛生面に問題がある場合、また、手術後のケアが悪いと、感染症により眼球が白濁してしまうことがあります。
　次に、、ドライアイ。手術後は角膜の感度が鈍るため、瞬きが減ります。よって、目が乾燥しやすい状態になるのです。「乾燥」とは目に傷がつきやすい状態。もし傷がつくと、視界がぼやけ、視力が著しく低下します。

　、ハローグレア現象が起こることも考えられます。
　光を見たときに、周りにぼんやり光が見える（ハロー現象）
　光を見たときに、異常にまぶしく感じる（グレア現象）
　どちらかの現象のみが起こることもあります。
これらの症状は術後３〜４ヶ月程度で治ることが多いですが、後遺症として残る場合もあります。

一般にレーシック手術と呼ばれているものは、正しくは、レーザー角膜屈折矯正手術といい、近視を根本的に治しているわけではなく、「矯正」なのです。
大きく言えば、眼鏡やコンタクトレンズの矯正の部類に入ります。
　いくらレーシックといえども眼球に直接作用することはできません。角膜の表面に手を加えることしかできないのです。


　視力回復トレーニングとレーシック手術、リスクは背負いますが即効性を求めるならばレーシック、時間がかかっても効果が薄くても根本的に「目を良くする」ならば視力回復トレーニング、といったところでしょうか。


　 　もし、レーシックのように危険の無い、そしてレーシックのように効果的で画期的な、根本的に「目を良くする」視力回復プログラムが開発されたとすれば・・・試してみる価値は大きいのではないでしょうか。